③jazzセッション
技術部長格のソフトエンジニアー・メイヤーさんは
実直そうな小柄なインテリに見えた。
会議でもいつも静かだ。
jazzが趣味で、それもjazz・ピアノ演奏だとのこと。
日本ではカラオケでjazzを歌うと言ったら、家に
歌いに来いと誘われた。
お住いのコンドミニアムに行くと、グランドピアノ
と一段高い、jazz楽器が並んだ、ステージがある。
彼がピアノをポロンポロンと弾いて、何を歌う?と聞く。
茶色の小瓶と言ってスタンダードナンバーを
トライしたが、カラオケとは大違い !
歌えるはずもない。
聞けば、週末にここに仲間が集まって,セッション
をやるんだと言う。
ここは大広間で、2階のベランダには水を湛えた
プールが見える。
案内された地下室は大きいワイン・セラーに
なっていてワインの本数数知れず。
自分の無力に恐縮して早々に引き揚げた。
コンドミニアムだ、趣味だ、と言っても日本の
それとは桁違いだと悟とった。