2009年10月9日金曜日

あのころ


 時々、自分たちの一生は何だったのかと思うことがある。歌舞伎舞台の黒子のように、青春を捧げた対象を語ることもない。「お父さんはこんなことをしてきたのだ」とも大きな声では言えない。

 馬鹿な話だ。最近は海外への平和支援で多少世の関心を惹くようになったが、自衛隊員も同様であろう。国家のために働いて、まるで認められないのだ。年を取るほどに腹が立ってくる。