2020年7月25日土曜日

㊻ ビワの葉の効用

子どもの頃から、ビワの木はどこの庭にも植わって

いたのを思い出す。

いつもGゴルフをプレイする児童公園の土手にも2本

あったし、何年か前山梨県の北杜市のアトリエ民宿

の庭にも大きいビワの木が沢山植わっていた。

子どもの頃、大家さんでもあった渡場の母の実家の

庭にも生えていた。

どうしてだろうか?昔からビワの葉は薬効が優れて

いると伝えられていることが知られる。

ビワの薬効研究家の説をそのまま頂くと、古い仏典

や漢方の「本草綱目」にも書かれているそうだし、

日本でも奈良時代の聖武天皇の妃、光明皇后がビワ

の葉で人々をいやしたことが教科書にもあったよう

な気がする。

ビワの葉を熱湯で温めたコンニャクで裏から裏打ち

してタオルで包んで腰痛個所に充てるとか、ビワの

葉1㎏を洗って1.8リットルの蜂蜜ホワイトリカー

に漬けて半年置いたのを水で割って飲むとか、お湯

2リットルにビワの葉12,3枚の刻みを煎じて飲む

とか、効用があるそうである。

自分は先程の母の実家の庭のビワの葉を思い出して、

その頃元気だった叔母に頼んで、ビワの葉を盛んに

送ってもらいお湯で煎じた褐色の茶をたくさん飲んだ。

僕の記憶では糖尿の指針、HbA1c値が今も

<7mmg/lなのは薬の所為でもあるが、ビワの

葉薬効があったのだと思っている。

その後、叔母は亡くなったし、母屋も取り壊されて

しまったそうだし、ビワの木がどうなったか聞かず

にいる。

わが家の庭にもと思って苗を探しているのだが、

ありそうでないのが、紺屋のフンドシ、「誰か苗

を分けて呉れんかの―」