子どもの頃から、ビワの木はどこの庭にも植わって
いたのを思い出す。
いつもGゴルフをプレイする児童公園の土手にも2本
あったし、何年か前山梨県の北杜市のアトリエ民宿
の庭にも大きいビワの木が沢山植わっていた。
子どもの頃、大家さんでもあった渡場の母の実家の
庭にも生えていた。
どうしてだろうか?昔からビワの葉は薬効が優れて
いると伝えられていることが知られる。
ビワの薬効研究家の説をそのまま頂くと、古い仏典
や漢方の「本草綱目」にも書かれているそうだし、
日本でも奈良時代の聖武天皇の妃、光明皇后がビワ
の葉で人々をいやしたことが教科書にもあったよう
な気がする。
ビワの葉を熱湯で温めたコンニャクで裏から裏打ち
してタオルで包んで腰痛個所に充てるとか、ビワの
葉1㎏を洗って1.8リットルの蜂蜜ホワイトリカー
に漬けて半年置いたのを水で割って飲むとか、お湯
2リットルにビワの葉12,3枚の刻みを煎じて飲む
とか、効用があるそうである。
自分は先程の母の実家の庭のビワの葉を思い出して、
その頃元気だった叔母に頼んで、ビワの葉を盛んに
送ってもらいお湯で煎じた褐色の茶をたくさん飲んだ。
僕の記憶では糖尿の指針、HbA1c値が今も
<7mmg/lなのは薬の所為でもあるが、ビワの
葉薬効があったのだと思っている。
その後、叔母は亡くなったし、母屋も取り壊されて
しまったそうだし、ビワの木がどうなったか聞かず
にいる。
わが家の庭にもと思って苗を探しているのだが、
ありそうでないのが、紺屋のフンドシ、「誰か苗
を分けて呉れんかの―」