2020年7月18日土曜日

㉚ 変わりツアーパックの思い出

そう遠くではない時代に日本航空に合併された

「日本エアシステム」という航空会社があった


ことを覚えておられ人も多いと思う。


合併も近いころ同社の最終企画(正式企画名は忘


れた)として高知県の産業巡りだった。


僕が現役時代防衛庁側の技術開発指導官にDM


左官があり、僕の故郷山口県の隣広島の名門

D高校出身で親しくして頂いていたが、「エア

システム」の企画の説明を聴いているうちに

「エアシステム」の部長KTさんがDM左官と

D高校での同級生だと分かった。

ツアーは先ず羽田から高知空港に飛び、バス


で市内名所を巡りそのまま東高知の坂本竜馬、

中岡慎之助の出生地や岩崎弥太郎宅などを巡った

あと土佐沖の海洋深層水くみ上げ基地と、その

応用の化粧水工業工場を見学し、その周辺の

古くからの家庭産業の中心地を巡り、弘法大師で

有名な明星屈の近くの明星荘?に泊り、あくる日

か順序は忘れたが、出来たばかりで試運転中の

「くろしお鉄道」の試乗、馬路村のゆずの里等を

巡回して、その夜は馬路村公民館に宿泊して郷土

料理を頂き、馬路村の開発した食品群の市場に

行き、トロッコ列車でゆず林を巡ったりし、翌朝

北川村のモネの里モンマッタンを訪ねた後、

室戸の漁港に行き漁船で定置網まで行き、網

の中を高速で走り泳ぐカツオの網を手繰り寄せる


のを実際に見て、戻った漁港に用意された出来

立ての「カツオのたたき」をタラフク食べ、

バスで移動して茄子集積工場をし、ナスは

高知県がほとんど日本一の産地であること知った。

その間、室戸岬の灯台が上から見える名刹最御崎寺


にも行ったが、順序は忘れた。


このツアーのお蔭で、高知の海洋深層水や、馬路村


のゆずや、茄子の一大産業などを、覚えることが


出来てKMさんはじめツアーの仲間との交流も細々


ながら今も続いている。


このような地方の産業を中心にしたツアーは


有意義だったと思うが、商業性に欠けるのか、


あまり見かけないが惜しいなと思う。