2018年1月28日日曜日

厳冬で思い出すこと                     

今年は世界的にも厳冬だとか。
厳冬で思い出すのはミサイル射撃管制レーダーの試作機の初めての寒地試験を北海道千歳市祝梅の陸自第7師団基地内でやった時だった。もう40年くらい前だったろう。
その年も極端に厳冬だった。
いろいろなエピソードがあったが、毎朝試験場に着くと、ハットメントのドアノブが素手では触れない。
触ると手がドアノブに凍り付いてめくれるのだ。
温度計では-14,5℃だったが、新聞によると名寄で-30度だったという。
また、試験器材の基台に付けていた油圧水平脚が朝日が昇って日があたると、見る見る影側と日照側の脚に伸び差が出て、例えば1ミル(角度値1/1000)の基準が保てない。
温度傾斜が一様でないのには驚いた。

それでも、今年は首都圏近郊で朝-8、9℃を記録しているから厳冬というのも頷ける。