2015年6月21日日曜日

パリのエアショウ

パリ・エアショウ

 facebookに今年のパリエアショウに公開されるというボウイングのアクロバット797モデルの軽快なフライト動画が出ていた。
それを見て、1989年のパリのエアショウに行ったことを思い出した。
その時にはまだ米ソ冷戦が続いていた時代で、ソ連の巨大な貨物ジェット機が公開されていた。
10輪もあろうかという巨大車輪に支えられた胴体に巨大エンジンが4つも付いていたか?巨大な翼の下には大型のヘリコプターがそっくり駐機していたっけ。
スペースシャトルも運べそうな貨物機だった。
ソ連は本気で運ぶつもりだったかもしれないと思ったものだ。

またその年、ソ連は多分最後のMIGになった機を2機ドゴール空港に持ち込んだ。
空中で垂直に立って居ることが出来、その姿勢から反転し急降下爆撃姿勢に移るという離れ業が出来たという触れ込みだった。
デモンストレーション・フライトも見たように思うが、滞在中に1機がフライトに失敗して地上に墜落したというニュースが流れ、デモは中止になった。

ソ連のいろいろなピンバッチを貰ったパリのエアショウには思い出がたくさんある。
パリに初めて行ったのもその時だし、フォンテンブローの森の近くの古館でスエーデンの航空機メーカーのレセプションに出席し、そこで驚きの偶然にワシが北海道でかねてより親しくしていた千歳の老友人の友人だという米国人に会ったりした。

空いた時間に同行のMさんとパリ南部近郊の古城めぐりを楽しんだのもその時だった。